静岡市役所との連携「大コン」がキックオフ
今回で10回目となる、経営情報学部の岩崎ゼミと静岡市の連携事業「大学生によるお店コンサルティング(通称:大コン)事業」の2021年度の参加店舗4店が決定し、7月5日に第1回目の打ち合わせが、2年ぶりに対面方式により行われました。
大コン事業は、静岡市内において魅力的で個性のある個店を増やすため、マーケティングを学ぶ学生が、参加店舗に対してアドバイスやコンサルティングを行う事業です。これまでも、丸子でとろろ汁屋を営む「元祖 丁子屋」とのコラボスイーツを開発するなど、多くの成果を出しています。
打ち合わせ開始に先立ち、岩崎教授から、「大コンが10周年を迎えることができたのは、皆様のご支援のおかげと感謝しています。この事業は我々にとって貴重な学びの場であり、アクティブ・ラーニングの良い事例になればと願っています。大コン事業の大きな特徴は、提案に止まらず、学生が企業の皆様と一緒に考え、行動にまで落とし込む、というところにあります。12月の発表会まで限られた時間ですが、学生と経営者の掛け算で、良い成果が生まれることを期待しています。」とあいさつがありました。
ゼミ生の大野明日香さんは、「大コン事業は岩崎ゼミに入ったころから楽しみにしていて、このように対面でキックオフを迎えられることが非常にうれしく思います。企業の課題を解決できるよう頑張っていきます」と抱負を述べました。
この後、各グループに分かれ、事前にゼミ生が調査し作成した「顔合わせ資料」に基づき、店舗の強みや課題、店舗が目指したい姿等について話し合われました。店舗からは、「色んなことに挑戦しているが、なかなか定着しない」「SNSの発信がうまくいかない」「スマホをうまく活用できていない」などの声が聞かれました。
これから約半年間、打ち合わせや現地での調査等を重ね、12月に市内で「成果発表会」を開催する予定です。
各店舗の課題や要望に対し、学生がどのようにアプローチし、どんな提案を行っていき、成果を生み出すのか、期待が膨らみます。
【2021年度の参加店舗】
○松坂屋静岡店地下1階「地酒倶楽部」(葵区御幸町)
○アクアリウム ミクロ(ペットショップ 葵区人宿町)
○静岡おでん おがわ(飲食店 葵区馬場町)
○レストラン浮殿(飲食店 葵区紺屋町)